DrivesプロパティはすべてのDriveオブジェクトのコレクションを返します。
※ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)についてはこちら
Drivesプロパティの構文
構文
ファイルシステムオブジェクト.Drives
Drivesプロパティの構成要素と引数
構成要素と引数
要素/引数 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
ファイルシステムオブジェクト (FSO) |
必須 | ファイルシステムオブジェクトを指定します。 |
Drivesプロパティをつかったサンプルマクロ
サンプルコード
次のマクロはパソコンのすべてのドライブパス名をイミディエイトウィンドウに表示します。
Option Explicit
Sub ファイルシステムオブジェクト_Drivesプロパティ()
'ファイルシステムオブジェクトを使うため準備
'①事前バインディングの場合はVBEのツールより参照設定で「Microsoft Scripting Runtime」にチェックをしてください。
Dim FSO As FileSystemObject
Set FSO = New FileSystemObject
'ドライブオブジェクトを代入する変数を宣言する
Dim Drive As Object
'Drivesプロパティを使ってDriveコレクションのすべてをくり返し
For Each Drive In FSO.Drives
'ドライブオブジェクトのプロパティを使ってイミディエイトウィンドウに表示する
Debug.Print "パス名: " & Drive.PATH 'ドライブのパス名
Debug.Print "タイプ名: "; Drive.DriveType 'ドライブの種類
Debug.Print "準備の状態: "; Drive.IsReady 'ドライブの準備状態をTrueまたはFalseで返す
Next Drive
End Sub
実行結果
パス名: C:
タイプ名: 2
準備の状態: True
パス名: D:
タイプ名: 4
準備の状態: False
DriveTypeプロパティはドライブの種類を数値で返します。サンプルコードの結果である2は、Fixed(ハードディスク)、4はCD-ROM(CD-ROM,DVD-ROM などの光ディスク・ドライブ)を示す値が返されています。
GetDriveメソッドとちがう点としてDriveオブジェクトのコレクションが返されるんだね。
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