※本ブログのページには広告主との提携による広告や宣伝、プロモーションが含まれます。当ブログを経由しての商品の購入や、サービス申し込みが発生すると、それらの提携企業からの成果報酬を受けとる場合があります。

VBA|RemoveAllメソッド(Dictionaryオブジェクト)

Dictionaryオブジェクトは、連想配列や辞書とよばれるオブジェクトのひとつでキー(Key)とアイテム(Item)とよばれる値をセットにして追加(登録)することができることが大きな特徴です。またDictionaryオブジェクトは、複数の便利なメソッドとプロパティをもっています。

こちらの記事では、連想配列(Dictionaryオブジェクト)のメソッドやプロパティの使いかたを紹介しています。

PR

スクール選びにお悩みですか?

動画編集、ロボット、AIとテクノロジーの進化が目まぐるしい時代だからこそ身につけるなら即戦力のスキル。

豊富なコースが選べて、独自開発されたカリキュラムの採用で業界有数の学習継続率!

さらにスキル習得だけじゃない。卒業後の転職や副業まで激アツなサポートが無料!!

RemoveAllメソッドは連想配列(Dictionaryオブジェクト)の要素をすべて削除する

RemoveAllメソッドは、連想配列(Dictionaryオブジェクト)のすべての要素を削除します。
個別の要素を削除する「Removeメソッド」との違いは、Dictionaryオブジェクトのすべての要素をまとめて削除する点になります。

連想配列(Dictionaryオブジェクト)は複数のデータを登録ができることから、配列のようにデータリストをあつかうことができるオブジェクトです。最大の特徴は、キー(Key)とアイテム(Item)のペア単位で要素を管理し、キー(Key)をつかってアイテム(Item)を取り出すことができます。また要素は追加・変更・抽出・削除などが可能です。

連想配列(Dictionaryオブジェクト)については、ほかの記事で紹介しています。連想配列(Dictionaryオブジェクト)の詳しい特徴や基本的な使い方、具体的な使用方法などについて知りたい人は以下のリンクをクリックして記事をご覧になってください。

※連想配列(Dictionaryオブジェクト)についてはこちら

RemoveAllメソッド構文

連想配列(Dictionaryオブジェクト).RemoveAll

処理を実行したいDictionaryオブジェクトの名前のあとにピリオドをつけ、RemoveAllを書きます。すべての項目を削除するため、引数などはありません。

RemoveAllメソッドの構成要素と引数

要素/引数 必須/任意 説明
オブジェクト
(object)
必須 Dictionaryオブジェクトの名前を指定します。
※Removeメソッドのように個別の削除ではないため、引数はありません。

引数に指定されたDictionaryオブジェクトに登録されているすべての要素(キー(Key)とアイテム(Item))を削除します。

Dictionaryオブジェクトに登録されているすべての要素を削除するメソッドだね。

RemoveAllメソッドつかったサンプルマクロ

連想配列(Dictionaryオブジェクト)のRemoveAllメソッドをつかったサンプルマクロを紹介します。
RemoveAllメソッドは、すべてのDictionaryオブジェクトのすべての要素を削除するはたらきのため、とくに難しい指定はありません。

RemoveAllメソッドでDictionaryオブジェクトのすべての要素を削除する

以下のマクロは、RemoveAllメソッドを利用して連想配列(Dictionaryオブジェクト)である「MyDic」に登録されているすべての要素の削除を実行しています。

Option Explicit

Sub Dic_study1() 'RemoveAllメソッドですべての項目を削除する

'連想配列の宣言(参照設定「Microsoft Scripting Runtime」チェックしておく)
Dim MyDic As Dictionary
Set MyDic = New Dictionary

'Addメソッドで要素を追加する(要素は左からキー、アイテムの順番で指定する)
MyDic.Add "クワッス", "あお" '「クワッス」がキー、「あお」がアイテムになる
MyDic.Add "ホゲータ", "あか"
MyDic.Add "ニャオハ", "みどり"

'CountプロパティでDictionaryオブジェクトの要素数を表示する
Debug.Print "RemoveAllメソッド実行前の要素数:" & MyDic.Count
'実行結果>>>RemoveAllメソッド実行前の要素数:3

'RemoveAllメソッドですべての要素を削除する
MyDic.RemoveAll

'CountプロパティでDictionaryオブジェクトの要素数を表示する
Debug.Print "RemoveAllメソッド実行後の要素数:" & MyDic.Count
'実行結果>>>RemoveAllメソッド実行前の要素数:0

End Sub

Dictionaryオブジェクトである「Mydic」にAddメソッドで要素を登録しています。その後、RemoveAllメソッドの実行前と実行後の要素数をCountメソッドを使って表示しています。

イミディエイトウィンドウの実行結果から、RemoveAllメソッドの実行によりDictionaryオブジェクトのすべての要素が削除されたことがわかります。

RemoveAllメソッドはDictionaryオブジェクトのすべての要素を削除するんだね。

コダマのもりブログはにほんブログ村に登録しています。
ブログの記事が役に立ったと感じて頂けたら、フォローお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました