VBA｜GetBaseNameメソッド(ファイルシステムオブジェクト)

GetBaseNameメソッドは、指定したパスの末尾のフォルダやファイルの拡張子名をのぞく名前を文字列として返します。

※ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)についてはこちら

VBA｜ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)でファイルやフォルダを操作する

VBAではファイルやフォルダを操作するときにつかえる便利なファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)の利用ができます。この記事ではファイルシステムオブジェクトをあつかうための方法や、使える機能(メソッドやプロパティ)を紹介しています。

Contents

GetBaseNameメソッドの構文

構文

ファイルシステムオブジェクト.GetBaseName (パス(Path))

GetBaseNameメソッドの構成要素と引数

構成要素と引数

要素／引数	必須／任意	説明
ファイルシステムオブジェクト (FSO)	必須	ファイルシステムオブジェクトを指定します。
パス (Pathspec)	必須	拡張子名をのぞくフォルダ・ファイル名を返すのパスを文字列で指定します。

その他のポイント

パス(Path)に一致するものがない場合は、空文字””を返します。

GetBaseNameメソッドをつかったサンプルマクロ

以下のマクロは、GetBaseNameメソッドの引数に指定したフォルダやファイルの名前(拡張子名をのぞく)をイミディエイトウィンドウに表示します。

サンプルコード

Option Explicit

Sub ファイルシステムオブジェクト_GetBaseNameメソッド()
    
    'ファイルシステムオブジェクトを使うため準備
    
    '①事前バインディングの場合はVBEのツールより参照設定で「Microsoft Scripting Runtime」にチェックをしてください。
    Dim FSO As FileSystemObject
    Set FSO = New FileSystemObject
    
    'GetBaseNameメソッドの使用例(フォルダを指定)
    Debug.Print "①"; FSO.GetBaseName("C:\Users\ユーザー名\Desktop\Test\サンプルフォルダ1")
    
    'GetBaseNameメソッドの使用例(エクセルファイルを指定)
    Debug.Print "②"; FSO.GetBaseName("C:\Users\ユーザー名\Desktop\Test\エクセルファイル.xlsx")
    
    'GetBaseNameメソッドの使用例(テキストファイルを指定)
    Debug.Print "③"; FSO.GetBaseName("C:\Users\ユーザー名\Desktop\Test\サンプルテキスト.txt")

End Sub