GetFileメソッドは指定されたパスのファイルオブジェクトを返します。
※ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)についてはこちら
GetFileメソッドの構文
構文
ファイルシステムオブジェクト.GetFile(ファイルパス(Filespec))
GetFileメソッドの構成要素と引数
構成要素と引数
要素/引数 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
ファイルシステムオブジェクト (FSO) |
必須 | ファイルシステムオブジェクトを指定します。 |
ファイルパス (Filespec) |
必須 | 取得したいファイルのパスを指定します。 |
その他のポイント
ファイルパス(Filespec) に指定されたファイルが見つからなかった場合はエラーが発生します。
ファイルパス(Filespec) に指定されたパスがhttp(URL)の場合はエラーが発生します。
GetFileメソッドをつかったサンプルマクロ
サンプルコード
Option Explicit
Sub ファイルシステムオブジェクト_GetFileメソッド()
'ファイルシステムオブジェクトを使うため準備
'①事前バインディングの場合はVBEのツールより参照設定で「Microsoft Scripting Runtime」にチェックをしてください。
Dim FSO As FileSystemObject
Set FSO = New FileSystemObject
'Fileオブジェクトを代入する変数を宣言
Dim FileObject As Object
'GetFileメソッドの使用例
Set FileObject = FSO.GetFile("C:\Users\ユーザー名\Desktop\Test\サンプルワード.docx")
'Fileオブジェクトのプロパティを使用する
Debug.Print "①"; FileObject.Type 'ファイル種別
Debug.Print "②"; FileObject.Name 'ファイル名
Debug.Print "③"; FileObject.Size 'ファイルサイズ
Debug.Print "④"; FileObject.PATH 'ファイルパス
Debug.Print "⑤"; FileObject.DateLastModified 'ファイルの最終更新日
End Sub
実行結果
①Microsoft Word 文書
②サンプルワード.docx
③ 0
④C:\Users\ユーザー名\Desktop\Test\サンプルワード.docx
⑤2024/05/08 10:10:13
便利なファイルオブジェクトを取得できるから使いどころが多いメソッドだね。
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