BuildPathメソッドは指定したパスや名前を結合し、パス区切りの記号との組み合わせた文字列を返します。
戻り値は引数に指定した文字列をつなげた文字列です。引数のパスや名前には実在しないパスや名前の指定可能です。作成したパスにファイルが作成されるわけではなくパスを文字列として作成します。
※ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)についてはこちら
BuildPathメソッドの構文
構文
ファイルシステムオブジェクト.BuildPath(パス,名前)
BuildPathメソッドの構成要素と引数
構成要素と引数
要素/引数 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
ファイルシステムオブジェクト (FSO) |
必須 | ファイルシステムオブジェクトを指定します。 |
パス (Path) |
必須 | 結合するパスを文字列を指定します。実在するものでなくても指定可能です。 |
名前 (Name) |
必須 | 結合するパスに追加する文字列を指定します。実在するものでなくても指定可能です。 |
BuildPathメソッドをつかったサンプルマクロ
以下のマクロは、BuildPathメソッドの引数(Path)に指定した文字列と、引数(Name)に指定した文字列をパス形式にしてつなげた文字列にしてイミディエイトウィンドウに表示します。
サンプルコード
Option Explicit
Sub ファイルシステムオブジェクト_BuildPathメソッド()
'ファイルシステムオブジェクトを使うため準備
'①事前バインディングの場合はVBEのツールより参照設定で「Microsoft Scripting Runtime」にチェックをしてください。
Dim FSO As FileSystemObject
Set FSO = New FileSystemObject
'BuildPathメソッドの戻り値を受けとる変数を宣言する
Dim Result As Variant
'BuildPathメソッドで作成したパスを変数に代入する
Result = FSO.BuildPath("C:\Users\ユーザー名\デスクトップ", "架空のテキスト.txt")
'イミディエイトウィンドウにパスを表示する
Debug.Print Result
'>実行結果:C:\Users\ユーザー名\デスクトップ\架空のテキスト.txt
End Sub
実行結果
C:\Users\ユーザー名\デスクトップ\架空のテキスト.txt
引数に指定したパスと名前を区切り文字をつけてつなげてくれるよ。
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