Pythonというプログラミング言語を学習していく上で、先ずは環境作りをはじめていくことになります。
こちらの記事では「python」本体と、開発環境である「Jupyter Lab」や「Anacond」を使って自分のパソコンにpythonの開発環境を整える方法について掲載しています。
「とりあえずは、pythonでコードを書いて実行させるまでで良いよ。」
ということであれば、さらに手軽に始める方法もありますので、以下の手段もアリだと思います。
Web上でpythonコードを練習する方法について
- プロゲート
ブラウザ上でコードを書けます。章ごとに課題があるのでアウトプットすることも可能。
初級レベルは無料で出来る。添削機能があるので嬉しいです。 - Google Colaboratory
ブラウザ上でコードを書いて実行できます。こちらは学習ツールと言うより、複雑な環境設定不要のエディタになるので、他の教材や課題と併用しながら利用すると学習環境が整います。
pythonは学習環境は複数あるため、それぞれ参考にする書籍や資料で違った環境になることもあると思います。
どういった環境でも学習自体は可能ですが、プログラミングは繰り返し書くことが上達の近道となります。
基礎的な文法や、書き方については覚えていく必要はありますが、それ以降については実装したい機能や課題を解決していくためにどうすれば良いか。を自身やチームで考え、実装していくことが求められます。
色々な開発者のコードを参考にしたり、ドキュメントやネット検索でヒントとなる情報を集めるなど、方法はさまざまになりますが、自らの状況やレベルに応じた学習環境を選びましょう。
プロゲートでは、python以外のプログラミング言語についても学習可能ですので、目的の言語がどういったものであるか概要を知りたい人は目的の言語の初級レベルを受講すると良いでしょう。
この記事はこのような方にオススメです。
プログラミングに興味があるけど、これから触ってみたい人
沢山のプログラミング言語があるけどpythonは何が良いの?って考えている人
pythonってよく聞くけど、どんなことができるのか?さわりだけでも知りたい人
pythonをはじめたいけど、どうしたらいいの?と思っている人
この記事を書くにあたり、参考にした書籍は下記となります。
スッキリわかるPython入門
書籍情報 | 内容 |
---|---|
本のページ数 | 376 |
言語 | 日本語 |
出版社 | インプレス |
発売日 | 2019/6/13 |
プログラミング言語pythonとは
1991年にオランダ出身のプログラマGuido van Rossum(グイド・ヴァンロッサム)氏によって開発され、 Pythonという名前はグイド氏さんが好きだったコメディ番組『Monty Python’s Flying Circus(空飛ぶモンティ・パイソン)』に由来。
画像のようなロゴ(蛇)が目印となっており、データ分析、AI(画像学習・深層学習)に強く、WebアプリやIotなど幅広い分野で利用できるプログラミング言語です。
プログラミング言語pythonの特徴について
●文法がシンプルで読みやすい
可読性が高くプロジェクトなどで他者が書いたコードから処理をイメージしやすい・読みやすいといった点は大きなメリットとなります。
●簡潔にプログラムを書く事ができる
プログラミング未経験者、初心者などにわかりやすく、教育的な観点からしても入門用のプログラミング言語として扱いやすいです。
●便利な命令が豊富に備わっていて、組み合わせ感覚でプログラミングがしやすい
用意されている部品が豊富なので、優秀なパーツを組み合わせていくことで作業を進められます。
●プログラミング言語として人気があるため参考資料が多い
参考となる書籍もさることながら、インターネットで調べるだけでも無数に情報が見つかります。そのため、分からないことを調べる手段が豊富です。
●AI開発やデータサイエンスとしても将来性がある
最近話題のAI(アーティフィシャル・インテリジェンス)や、クローリング・スクレイピング・データ収集などは得意な分野としています。
pythonで作れる・作られているアプリについて
Webアプリケーション
インターネット上で動くアプリケーションの作成が可能です。
ただし、他の言語となるHTMLやCSS・PHPやJavaScriptなどの知識も必要となってくることが一般的だと思います。
アプリ作成はプログラミング初学者には少し敷居が高い話になりますが、Web(仮想環境)上に文字を表示するレベルなのであれば、pythonがある程度わかってきた後ですすめていくこともできます。
今やインターネットがあるこが一般的な世の中では、Webアプリケーション開発に必要な技術を習得することは、今後も活躍できるエンジニアとしてのニーズも高く評価されるものと思われます。
ウィンドウアプリケーション
マウスやタッチパッドなどを使って動かすことのできるUI(ユーザーインターフェース)を備えたプログラムを作ることができます。
当然ながら自分のパソコンで作成したアプリなどを他の人が使っているパソコン(python開発環境がないパソコン)で動くように作成することもできます。
例えば、職場入口にパソコンを置いて検温した数値を入力するアプリを作り、データを記録し日々の体温計測を一定期間実施することで蓄えた検温データから傾向を分析するなどができたり、商品などの在庫管理アプリを作成し、出庫や入庫をパソコンで記録するGUIを備えたアプリを作成するのも面白いかもしれません。
Iotアプリケーション
テレビや照明などの家電。車や電子錠などのいわゆるモノを制御するアプリケーションを作ることができます。
これらのモノに搭載されているマイコンなるものがあり、それらは”C言語”や”アセンブラ”といった専門的で難解な言語のプログラムが必要だったりしたものが、近年pythonなどの一般的なプログラミング言語でもマイコンを制御可能にするキットが販売されています。
こういったモノを制御するアプリケーションを作る技術も将来性の高い分野だと言え、私のイメージでは「アレクサにお願いするようなこと」がpythonで書かれたプログラムで動くアプリで制御できるのだと思います。
完全無人のデジタル店舗:Amazon Go
2016年にAmazonが運用することを発表したレジのないコンビニ
店内に設置された無数のカメラで来店者を撮影し、ヒトの動きからどの商品をとったかをAIが認識したり、商品棚のセンサー機器・決済専用アプリとの連動で、誰がどの商品を購入したかを判別し、店舗外に出た時点でAmazonアカウントによる支払いが可能。
こういった先進的な取り組みにもpythonによるAI開発が用いられています。
pythonでプログラミングをはじめる準備
pythonでプログラミングを始める上では開発環境を準備する必要があります。
先ずはpython本体をダウンロードしてインストールしましょう。
上記が完了したら、スッキリわかるPython入門に掲載されている「Anacond」と「Jupyter Lab」についても準備していきます。
なお、これらpython開発環境に必要なモノのことを「統合開発環境(IDE)」と呼ばれていますいて、いくつかの種類がありますが今回はこの書籍と同じ環境で進めていきたいと思います。
「Anacond」と「Jupyter Lab」のダウンロード及びインストール手順については、スッキリわかるPython入門内でURLが公開されていますのでそちらから行っていきましょう。
※YouTubeのpython関連動画などを見ていると、ソースコードエディタとして「Visual Studio Code」などを使われている場面を多く見かけますが、少し開発慣れてから変更することも可能です。
※注意事項
上記をインストールすることでpython開発環境ができ、プログラミングを始めることができますが全ての人のパソコン環境に問題が生じないとは言い切れません。ご自身のパソコンスペックや環境においては、予期せぬトラブルが発生する可能性がございますので開発環境をつくるか否かはご自身の判断でお願い致します。
Anaconda(python3)インストール手順<Windows用>
Anaconda(python3)インストール手順<macOS用>
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自分のパソコンにpython開発環境をつくる方法まとめ
プログラミング言語のpythonとはどんなものか
1991年にオランダで開発されたプログラミング言語。データ分析、AI(画像学習・深層学習)に強いことから幅広い分野で利用が可能。
pythonの特徴とはどういったものか
〇コードが読みやすい
〇コードが簡潔に書ける
〇関数やライブラリが豊富で必要に応じてそれらを組み合わせることができる
〇学習する上での参考資料が多い(書籍・インターネット・オンラインセミナー)
pythonでどういったアプリが作られているか
〇WEBアプリケーション(YouTubeやInstagramなど)
〇ウィンドウアプリケーション
〇Iotアプリケーション
pythonでどういったアプリが作られているか
〇Anacond(Pythonディストリビューション)
※パッケージ管理や配置や展開を簡略化するためにある便利なもの。
〇Jupyter Lab(統合開発環境)
さいごに
当ブログの主の私がプログラムをはじめたきっかけは毎日・毎週・毎月・毎年などの繰り返し作業を極力楽にしたかったからです。
単純に事務作業や繰り返し行う作業で正確に迅速に労力をかけずに作業ができれば他の時間を捻出できるので。
例えば、インターネット上の情報をかき集めて一覧化する作業や、定期的に送らないとならないメールでの報告や通知、売上、利益、顧客管理上の数値分析などが半自動若しくは自動化することができるからです。
もっと分かりやすい言葉でお話しするのであれば、私が正確かつ迅速に愚痴も言わずに同じことをひたすら繰り返し行うのが苦手で億劫だったからです。
pythonに出会う2年ほど前に職場で開発環境の準備の必要がない、エクセルを自動で動かしたくなり、今回ご紹介したpythonとは他のプログラミング言語である「VBA(Visual Basic for Applications)」を触り始めたことが発端です。
VBAについても完全に独学で覚えたものなので、今でも何も見ずにスラスラ書ける訳ではありませんが、少し調べるだけで目的の処理を達成するのために必要コードと類似したものが見つかりやすいです。
そういった点が今回ご紹介した「python」と似ていて自分が作ったプログラムが上手く動かなかった時でも、ネットで直ぐに調べることで問題を解決できるといった環境は学習環境としてモチベーションを維持しやすくなり非常に有利だと考えています。
これらの観点で見ても「python」は比較的学習しやすいプログラミング言語だと言えます。
以上、ブログ主の個人的な余談と感想でした。
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